防草シート張り

防草シートの張り方
土の表面をポリフィルムや稲ワラなどで覆って野菜を栽培することを「マルチング」と言います。
ここで紹介するポリフィルムの場合、色にもよりますが、土の乾燥を防ぐ、降雨時の泥のはね返りを防いで病気の発生を少なくする、雨が土に直接当たらないため肥料分の流失を防ぐ、などさまざまな効果があります。
マルチを張った植え床の表面がデコボコしていると、風で飛ばされやすくなったり、くぼみに水がたまって病害虫発生の原因になったりします。
できるだけピンと張ることが大切です。

【選び方のポイント】
防草シートにはシートタイプ、ロールタイプ、穴なし、穴あきなどの種類があり、色は透明、黒、銀色、銀線ストライプ入りなど、さまざまな種類があリます。
穴あきマルチは、穴の間隔にさまざまな種類があるので、育てる野菜の株間に応じて選ぶとよい。色は目的に応じて選びましょう。
トマトやキュウリなどの夏野菜を4月に植える場合は、地温上昇効果が高い透明マルチを、5月の大型連休以降に植える場合は雑草防除効果が高い黒マルチを使用しています。

【防草シートを張る】
①植え床の上に、少しだけマルチを広げます。

②植え床の短い辺のすそを、マルチ押さえで固定します。

③足でマルチを踏んでピンと引っ張りながら、クワですそに土をのせます。

④さらにマルチを引っ張って広げる。

⑤植え床の両サイドのすそを、マルチ押さえで固定します。

⑥サイドにもクワで土をのせていきます。

⑦マルチを植え床いっぱいまで広げます。

⑧0植え床の長さより30cmほど長くなるように、ハサミなどで切ります。
すそをマルチ押さえで固定し、土をのせます。 

⑨すべての辺に土をのせたら、足で土を踏んでしっかりと固定します。

⑩マルチを張り終わったあと、少しずつ引張って固定していくことで、1人でもピンとることができます。

リビングマルチ
生きた植物をマルチとして利用する技術を、「リビングマルチ」と言います。
植え床の外側にムギのタネをまいて地表を草で覆い、土がむき出しになるのを防ぎます。
特に、カボチャなどつるが伸びる野菜を地這いで育てる場合におすすめで、つるがムギに巻きつき、土の表面に安定することで生育がよくなりま
す。
ムギをまく幅は253mとし、そこにつるを伸ばしながら育てます。
育てる野菜と肥料分の奪い合いにならないように、ムギを育てるスペースも土作りを行いましょう。
秋まき用のムギを春にまけば穂を出すことなく枯れ、敷きワラ状になって地面を覆います。
枯れたムギを土にすき込めば、肥料分にもなります。

【タネまき】
①ムギのタネまきはカボチャやスイカの植えつけ後2~3日以内に行い、ムギの初期生育時に雑草に負けないようにします。
ばらまきもできるが、覆土がしやすいすじまきがおすすめです。
列間35~40cmで幅10cm、深さ1 ㎝の幅広のまき溝を作リます。
2㎝四方に1粒の割合で、ムギのタネをまきます。
タネをまいた部分を足で踏みながら、まき進めていきます。

②タネをまき終わったら、レーキなどで全体に土をかけ、たっぷりと水やりをします。