管理の仕方①

【敷きワラ】
自然の素材を利用したマルチ栽培法の一つであり、「ワラマルチ」とも呼ばれる方法で、古来から行われているマルチ栽培法の一つです。
稲ワラを土の上に敷くことにより、土の乾燥防止、雑草防除、雨による泥はねや肥料分の流失を防ぐ、などの効果があります。
栽培が終わったあとは、土にすき込めば肥料分になります。

ワラを敷く時には2パターンあります。
①植床の上→植え床全体に稲ワラを敷き、土の乾燥や雑草の繁茂、肥料分の流失などを防ぎます。
伸びたつるが直接土に触れないので、病気予防にもなります。
②防草シートの上→透明マルチの上から切りワラを敷きます。
透明マルチを張って栽培する場合、夏には地温が上がりすぎるため、地温を下げる目的で上から切りワラを敷きます。

ワラには「ワラ」と「切りワラ」があり、「ワラ」は園芸店やホームセンターで入手できます。
可能なら、農薬を使用せずに栽培した稲ワラを選ぶとよいでしょう。
「切りワラ」は、稲ワラを長さ30cmほどに切ったものです。
育てている株数が少ないときにおすすめです。

【べたかけ】
不織布などの被覆資材を、植え床の上に直接かける被覆栽培の方法です。土の乾燥防止、防寒、防霜、害虫防除などの効果があります。
草丈が高くならないホウレンソウなどの葉物野菜のほか、マメ類などは、まいたタネを鳥に食べられるのを防ぐために行います。
草丈が低い葉物野菜でも生育の終盤までかけておくことはせず、早めにはずします。
さらに防寒が必要な場合は、うきがけかトンネルがけにします。
マメ類では、成食の妨げにならないように発芽したらはずしましょう。
べたがけ用におすすめする資材が不織布です。
さまざまな素材、色のものがありますが、白色でポリプロピレン製、透過光率90%程度の製品がおすすめです。

〈手順のポイント〉
①植え床全体に不織布を広げる。
②すそをところどころ、留め具で土に固定する。
③上から土をのせてしっかりと固定する。

【うきがけ】
トンネル用支柱で作った骨組みの上から、被覆資材をかける方法です。
植え床の上に直に資材をかけるべたがけと、トンネルがけの中間的なかけ方で、植え床の地表から少し浮かせる程度の高さにします。
害虫対策、防寒防霜、防風などの効果がありますが、害虫対策を目的とする場合は特に、すそにしっかりと土をのせるなどして、すき間ができないように気をつけることが大切です。
株をしっかりと目に当てるため、遅くとも収穫開始の2-3週間前には資材をはずしましょう。

〈うきがけの手順〉
①自在に曲げられるトンネル用支柱の一方の端を植え床の角にさし、植え床の上に、斜めに支柱を渡して反対側にさします。
②同じ要領で、植え床の両端は、補強のために50~60cm間隔で骨組みを作ります。
③トンネル用支柱で作った骨組みの上に、被覆資材をかけます。
④すそをところどころ、留め具で土に固定します。
⑤クワなどですそに土をのせ、最後に足で踏んでしっかりと固定します。