害虫の少ない時期に栽培する

栽培時期をずらして病害虫に遭遇させない

有機栽培では、自然界に存在しない化学農薬は用いません。
そのため、病害虫の被害が出てもすぐさま退治することが難しく、一般の畑に比べるとはるかに厳しい条件で栽培することになります。
そこで本ブログでは、予防的な対策を重視しています。
まず、病気や害虫が出やすい時期をなるべく避けて栽培します。
野菜が育ちやすい春や秋は、それをエサにする害虫も多く発生しますが、栽培時期を少しずらすことで被害を少なくすることができます。

たとえば、冬どりダイコンは8月下旬ごろからタネまきができますが、だからといって8月下旬にタネをまくと、害虫の活動がまだ活発なため、害虫の格好の餌食になってしまいます。
そこで、9月下旬にタネをまきます。
このころは気温が下がるので、生育が遅れないように防草シートを敷く必要がありますが害虫の数も減るため、被害を少なくすることができます。
こうした工夫とひと手間で、農薬に頼らない栽培が可能になるのです。

食品や植物由来の忌避剤を活用する

前述のような予防策を講じても、病害虫の被害を完全に防ぐことは難しいものです。
そこで、被覆資材や障壁作物天敵などの活用を視野に入れて栽培します。

そして輪作を基本とし、間作,混作(数種類の作物を同時に栽培すること)、コンパニオンプランツなどの工夫も複合的に取り入れています。
作物の生命力を引き出すには、殺菌力のある酢や食品,植物由来の抽出液などの農業資材も便利です。
これらは、化学農薬に対して「自然農薬」「天然の農薬」などとも呼ばれ、なかには伝承農法として古くから活用されてきたものもあります。
速効性はありませんが、タイミングよく散布することで病害虫によるダメージを減らすことができます。